書類仕事は手順燃え
クリスマスは一人ぼっち、略して「クリぼっち」なる言葉があるようで、実際かなりの数の人がクリぼっちなようです。
しかし街に出るとそれなりの人がいるので、どちらが本当なのかはわかりません。
ただ言えるのは、クリスマスだから恋人や友人と過ごさなくてはならない、というプレッシャーがかなり少なくなりましたね。
書類仕事が激増しました
国策をフォローする工務店・建築会社として実績を重ねれば重ねるほど、行政・役所向けの書類提出の機会が増えてきました。役所向けの書類などを作成していて、ふと気づいたことがあるのですが、どうも自分はこういった書類仕事がそんなに嫌いではないようです。細かく重箱の隅をつつくような事柄を記載しなければいけないので、その度に図面や設計図書から該当項目を探し出し、間違いのないように転記して、1つの書類は作成されていきます。そうして一枚一枚丁寧に作られた書類をまとめて、束ねて、クリップ留めして、クリアファイルに入れて、役所に提出に行く。人によってはこの上なく苦痛に感じる作業ですが、意外と自分には拒否感がありません。整然と所定の書式に収まった各種の情報は無駄なく漏れなく、朱肉の赤は書類の中の紅一点とばかりにハンコを押し、訂正箇所は訂正印を押すくらいなら新しく書き直します。いや、本当に「スキ」ではないのですよ。そこまで「イヤ」じゃない、というだけで。神は紙に宿る
そうして出来上がった書類は、ただの紙のはずなのに、その労力を反映するかのように力を持っているように感じて、少し重い気がします。それぞれの認定書や検査済証、適合証明書なんかはその書類に載っている情報が価値を持つので、自然と書類自体も価値を感じます。そのためか、黒柳建設がよくお願いしている確認検査機関では、確認済証や検査済証の紙にちょっと上等な紙を使っています。厚紙で若干色が付いており、和紙のように少し繊維が混じっていて、高級感が感じられて良いです。これが役所だと行政によってはわら半紙に印刷しただけ、という紙質のところもあったりしてちょっとがっかりします。よく考えたら新年の初詣で神社で買い求めるお守りも御札もおみくじも、元を正せばただの和紙です。それが神の依り代のように扱われるのはなんか不思議です。整然とした書類は美しい、束ねた厚みは誇らしい
さて書類仕事の件ですが、所定の書式で、然るべき位置に必要な文字情報がきっちりと収まった書類をつくり上げると、自分は大変な満足感を感じます。もちろん大変面倒くさいのですが、書式、手順、手続きといった形式張ったことを順を追って踏んでいくという一連の行為を達成することに、なんかしらに意義を感じているのかもしれません。「手順燃え」「様式美」「お約束」
言い方はそれぞれですが、・・・・・・と、ここまで書いてこれは長くなりそうなので、次回に持ち越します。せっかくのクリスマス・イブなので、今日はやっぱりさっさと帰ることにします。それでは、皆様メリー・クリスマス。良いクリスマス・イブを。