外断熱の注文住宅を建てる建築会社2代目の頭の中

住み心地とか、住む人の健康とか、家族の安心安全とか、大きな資産とか、喜び感謝クレームとか、様々に満ちている業界で色々と考えています。地域のため、日本のため、世界のため、御施主様のため、社員さん職方さん業者さん大工さんのため、自分だけにしかできない事がどんどん増えていく毎日は刺激的です。

ワクワクのチラシが褒められる場

ワクワク系マーケティングとは言い得て妙なネーミングだと思います。

確かにお客様をワクワクさせることって、私達自身もワクワクします。

そんな良い循環を意識的に創りだして行こうという、大変価値ある勉強会でした。

 

今日は嬉しいことがあったので、連日ですが日記を投稿します。

 

ワクワク系勉強会

萌える魔都・秋葉原で3ヶ月に1度、今私が最も心待ちにしている勉強会があります。
床材などの木質系建材メーカーの朝日ウッドテックさん主催の、「これからのリフォーム店・工務店を考える勉強会」通称「ワクワク系の勉強会」です。

今回は嬉しいので、最初にオチを言ってしまいますが、こちらの勉強会で実践事例発表をさせてもらって、見事黒柳建設の事例がと言うか、私の事例が優秀賞を頂いたのです。

 

 (左が朝日ウッドテックの海堀社長、右がワクワク系実践会の小阪先生です)

 

 

 

一等賞!!

控え目に言っても自慢になってしまうので、嫌味にならない程度に説明させて頂きますと、100社ほどが参加している中で実例発表を行ったのは今回7社、その中で優秀賞は一社です。

つまり、100社の中で1番と言うことです(盛り過ぎ)。

その後の懇親会でもたくさんの方にお声掛け頂き、感想をたくさん頂戴しました。

こういった勉強会であんなに私の名刺交換をお願いされたのは初めてです。
これ、一つのモテ期なのではなかろうか。

 

 

(勉強会後の懇親会で小阪先生を囲んで)

 

 

 

思い留まれ!まだ間に合う!!

実は実践事例を発表用にまとめている時、何度もやめようやめよう、わざわざ恥をかきに行くことはない、暗黒面に堕ちるぞ、と心の中の理力(フォース)が必死で止めていました。

当日も、急病って事にしてアキバのメイドカフェで時間が終わるまでメイドさんとキャッキャウフフしながら現実逃避しようと思っていたくらいです。
なぜかといいますと?

それは、ふざけんな、と言われても仕方のない内容だったからです、主にチラシの中身が

そうです、以前にブログ日記にも書きました、練馬の現場見学会のチラシ配りの一件を発表しました。
「あの」チラシです。

現場見学会と近隣チラシ配り[前編]

 

いやいや、このブログ日記であんなに自慢げに書いておいて、何をいまさらと思われると思います。誰だってそうです、俺だってそうです。

でもいざ発表するとなると、ハードルはグンと高くなるんですね。
思いついた瞬間は「俺は天才じゃなかろうか!!」とかってノリノリで文章を考えてた癖に。

 

 

知りたくなかった「芸人」の適性

そんなヘタレのなけなしの勇気に国家総動員令を掛け、乾いた雑巾をさらに絞り切ってモチベーションをかき集め、それでも万が一・億が一、ウケた時のために謙虚な受賞者ヒーローインタビューの答弁を用意して臨みました。
たぶん、芸人根性とか言うんだと思います、そういうの。それも出たての。

ちゃうねん、そうやないねん、ワイがやりたかったのはあんな出たとこ勝負のフレッシュ芸人みたいな発表やないねん。
もっと、こう、知性溢れる、スマートでインテリジェンスな感じで、

「ここのエビデンスが・・・・・」

「こういったアプローチで出会いのオポチュニティを・・・・・」

「この場合、最適なソリューションは・・・・・」

メガネクイッ

 

とかみたいな、コンサルが高い金もらって上から目線で綺麗にまとめ上げるみたいな、ああもう自分でもわけわかんなくなってきました。

 

まあ、そんな葛藤はさておき、対外的には無事に発表は終わりました。

内心は前述のようなグダグダな心境でしたが、取り敢えずはウケたし、小阪センセのツッコミとか解説もテンポが良く、いい感じにまとめて下さったので、「あー、良かったやれやれ」と席に着いたのですが、発表中のやり取りを何も覚えていないことに気付きました。

 

 

頭真っ白・記憶抹消

せっかくたくさんの素晴らしいアドバイスを頂いたのに、これでは何のためだったのかわかりません。
発表前にiPadで動画を撮ろうとしていたこともすっかり忘れていました。

芸人が舞台で必死にウケを取って、楽屋に帰ってきたら何を話したのか覚えていないのってこういうことなんでしょうね。

次は(次があれば)動画を撮ることだけは忘れないようにしなければ、これも大切な「気付き」になりました。
(そんな芸人あるあるみたいな「気付き」なんていらない)

んで、発表が終わって気が抜けているところで、最後に優秀賞の発表で呼ばれたわけです。

わけがわからないよ。/人◕‿‿◕人\

(心の中のキュウべぇが代弁)

 

いや、嘘です。ウケが良かったという手応えはあったので(こういうことだけは何故か覚えている)、もしかしたらひょっとしたら、いやいやまさかと思っていました。
でもすぐに立ち上がれるように、椅子の向きを前に向けたのはここだけの秘密です。

 

 

リア充の皮を被る非モテ村の住人

いまさら言うことでもないのですが、自分は根暗で非モテで非リア充な、いわゆるスクールカーストピラミッドの土台の部分出身の非モテ村の村人です。
何かに期待して、それが手に入らないことは慣れています。

(ちなみに女性のための恋愛コミックエッセイ『モテない女は罪である』山田玲司大先生著によると、世の中の殆どの男はそうであるらしい)

椅子を前に向けて、呼ばれなくて、誰かにそれを指摘されて、恥ずかしい思いをするのは日常茶飯事です。

だから、優秀賞で呼ばれた時には「まさか」と思いましたし、今でも盛大なドッキリではなかろうかと疑っています。

一晩開けたら、実はまだ勉強会の日の朝で、ほむほむやRe:ゼロみたいにループを繰り返しているのかもしれないと割と本気で思っています。今夜は寝るのが怖い、寝たら明日が来ちゃうだろうが。

多分きっと恐らく、そんなことはなくて、これが現実なのでしょうが、身についた非モテ村の掟の闇は深い。

 

 

本当にありがとうございます

結局、自慢になっていない自慢から始まって、自虐ネタのブログ日記になってしまいました。
どうしてこうなった。

実践事例発表を通じて得られた気付きや、モチベーションの維持についてはまた次回とさせていただきます。

最後になりますが、このような賞を与えて下さった、小阪裕司先生と朝日ウッドテックの海堀社長、毎回勉強会を主催してくださる朝日ウッドテックの方々と、つたない発表をお聞き下さいました勉強会の参加者の皆様に最大級の感謝をさせて下さい。
本当にありがとうございます。

 

 

※多分、明日この日記を読み返して悶絶してる予感。