外断熱の注文住宅を建てる建築会社2代目の頭の中

住み心地とか、住む人の健康とか、家族の安心安全とか、大きな資産とか、喜び感謝クレームとか、様々に満ちている業界で色々と考えています。地域のため、日本のため、世界のため、御施主様のため、社員さん職方さん業者さん大工さんのため、自分だけにしかできない事がどんどん増えていく毎日は刺激的です。

工務店・リフォーム業のiPad活用法を自社の事例から考察する①

陳腐な言い回しですが、アップルのスティーブ・ジョブズって稀代のイノベーターだと思うのです。

iPadを使ってYoutubeジョブズのプレゼンが簡単に見られるのも、二重の意味で彼の偉業の賜物ですよね。

また一人リアルに知っている方から「ブログ見てますよ、面白いですね」と言われてしまって内心動揺しています。

こんにちは、東京小金井で外断熱・涼温な家を建てる工務店、黒柳建設のWEB担当/システム管理者/営業/現場監督/アフターメンテナンス/OB顧客様係の黒柳一聡です。

 
メッセージはある特定の誰かを思い浮かべて発信すると、言いたいことが具体的になるのでメッセージが届きやすいと言われています。
そういうわけなので、この日記はその彼/彼女が読んでいることを意識して書いてみようと思います。
一応ここでは彼/彼女のことを仮にAさんと呼ぶことにします。
 
ちなみに「考察」とか銘打っておきながら、今日の日記は全然考察していないので、具体的な話は明日の自分に丸投げしています。日本人に蔓延る「問題の先送り」問題がこんなところにも。
 
 

林檎教への勧誘

最近ひょんなことからAさんも自分もお互いアップル信者ほどではないにしろ、iPhoneとかiPadを仕事に活用していることがわかり、使い方についていろいろと情報交換をしてみたりしました。
 
今では当たり前のハイテクツールとなったタブレットPCスマホですが、子供の頃にはこんな未来道具がドラえもんのポケット以外から出てくるなど考えてもいませんでした。それでも世に出て数年も経つとそんなに驚くこともなくなりましたし、今は全世界同時発売が基本なので国によって商品格差がほとんど無いのも、実はスゴイことなんですよね、たまに忘れがちですが。
 
10年以上前にアメリカをぶらついてる時に会った外国人、特にアジア・中華系の人たちは写メが撮れる携帯電話に驚嘆の声を上げていたのが懐かしいです。
「ものづくり大国日本」の復権を熱望します。ウォークマンの奇跡の再来はまだでしょうか。
 
 
話が逸れました。
 
 

タブレット最大の利点は絵

それは大きなディスプレイです。
アプリとかネットワークとか便利な機能は多々あるのですが、それはオマケと言うか、大きなディスプレイを最大限活用するための補助機能に過ぎません(極論)。
手軽に持ち運べて操作ができるディスプレイ、一言で言うとiPadを使う目的はここに集約されます。
 
図面、カタログ、3Dパース図、色見本・・・
今まで紙ベースで持ち運びしていた情報がコレ一つにまとまり、指先で操作でき、入れ替えも自由自在。
 
本棚、図面庫、カタログボックス、サンプル帳を持ち運びしていることと同じです。
 
AさんはDropboxにパース図を入れてお客様にお見せするというシンプルな使い方をしているそうですが、紙の図と比べて格段に楽なのとお客様の反応が違うので、打ち合わせが非常にスムーズにいくようになったと感じているそうです。
なるほど。
 
 
シンプルは正義(まさよしじゃないよ)
シンプルですが、大型ディスプレイを活用してよりお客様に訴えかける表現方法は効果覿面です。
もちろんお見せする画像がしっかり作りこまれていることは言うまでもありません。
Aさんは自分の営業の武器である3Dパース図を、iPadを使って効果的に表現してお客様に訴えています。
 
これは自分の中に無かった考え方なので、素直に「いいなぁ」と思いました。
 
 
 

策士策に溺れ、孔明高機能の罠に陥る

さて翻って自分は、もともとそういったデジタルガジェット好きだったせいか、その豊富な機能の方に目が行きます。
 
iPadひとつであんなこともこんなこともできる。
ネットワークで会社のNAS(ネットワークハードディスク)と同期したり、業者さんとチャットワークで現場連絡の省力化をしたり、ブログ日記をメモ帳の音声入力で書いてみたり、セミナーの資料をマイクロソフトOneDriveのPowerPointで作りこんでみたりと、色々とできることを次々に試しています。
 
たまにシャレオツなカフェでおもむろにiPadを広げてドヤっていたりします。
(実際はこのブログ日記を書いてるだけだったりするのですが)
 
確かに便利は便利で、一見使いこなしている風に見えますが、どうもあと一歩足りないように感じます。
なぜでしょう?
 
 
PCから入った世代、スマホから入った世代
自分は1980年生まれ、小学校時代のファミコン全盛期にゲーム脳に汚染され、高校時代からケータイが普及したせいで通話代と買い替えに課金し、大学時代は一人一台PCを抱えるのがデフォの理系オタ大学で学業・趣味一式はパソコンで完結する生活を送りました。立派なギークの誕生物語ですが、多分誰も興味ありません。
 
そんなわけで、私のデジタルスキルは大学時代のパソコンが入門機で、スマホタブレットはその下位互換機になります。もっと言うとスマホWILLCOMのW-03を源流とするイロモノPHSが元祖だと思っている上に、初期iPhoneのダメな子っぷりをつぶさに見ているので、どうしても機能に見えない天井を感じます。
 
PCでしかできなかった作業がスマホタブレットで出来るようになり、持ち運びが簡単になったことは素晴らしいのですが、出来ないことがあるとどうにも物足りない気持ちになってしまいます。
じゃあノーパソを持ち歩けば良いのですが、あんな高価で重いの持ち歩くのは気が引けます。
MacBookに切り替えるほどクリエイティブな世界の住人でもありません。
単なる技術系オタクのサガみたいなものでしょうか。
 
それでも前述のような使い方をしているせいか、今ではiPadは無くてはないくらいに必需品になっています。
毎日触らない日は無いくらいに使い倒していますし、2~3年おきくらいに買い替えています。今のiPadAirはもう二年使っていますし、iPad miniが出た時はついつい衝動買いしてしまいました。
 
 
 
注文簡単・出前迅速・ネット通販の闇
ちなみに、なぜ今更こんなことをブログ日記に書いたかというと、先日そのAirを割ってしまいまして、今日思い切ってiPadProを衝動買いしたからです。
怖いですね、マウスをほんの何回かクリックしただけで、ウン万円の買い物が簡単に完了してしまうのですから。
 
 
ソシャゲーのガチャとか規制されそうになるわけですわ。
 
「なんだよ、結局好きなんじゃないか」
 
その通りです。
 
なんだかんだ言って、便利で機能的な最新ガジェットには目がないのです。ギークですから。
 
さて、今日ネット注文して明日には届くという出前迅速なiPadProを楽しみにしつつ、今日はこの辺で。
 
次回はiPadで便利なアプリとその使用例についてご紹介したいと思います。