正しい手順に燃える美学
小学生時代のあの日、僕達少年は自転車から波○砲やビーム兵器を発射しながら爆走していました。
ネット検索で引っかからない?
昨日の続きを書こうと「手順燃え」のもう少し詳しい解説を・・・とネットで検索してみたら引っかかりませんでした。あれぇおかしいなぁ、どこかで目にしたはずなのですが。まあそんなに解説を必要とするほどの意味は無いのですが「所定の手順が正しく実行されていく様にドキドキと胸の高鳴りを覚える」ような心境のことです。国民的代表事例 「波○砲発射シークエンス」
例えば、代表的な例をご紹介するとと所定の手順を毎回正しく踏んでいくことで、クライマックスへの盛り上がりを演出しています。結果はわかりきっているのですが、毎回ドキドキします。この特有の演出法は様々なところに見られ、水戸のご老公様やウルトラなマン、合体系ロボ、最近だとシン・ゴジ君などの劇中で使われています。お約束、様式美、天丼などと呼ぶ場合もあります。こうした手順と手続きに異様なこだわりを見せる日本人ならではの演出法の洗礼を浴びた結果、書類仕事のような手順と手続きでがんじがらめな作業にも達成感を感じることができるようになったのではないか、と自分ではそう思っています。シン・ゴジラに見る書類仕事
夏頃に映画「シン・ゴジラ」を見て、ネットや書籍で様々な批評を目にした中で、お役所仕事・書類仕事についても好意的な感想がたくさんありました。A4一枚の紙切れの中に、必要な情報を所定の書式で記録することで、紙切れは書類へと生まれ変わり、意味を持ち意志を運び保存され記憶されます。こんなにも「書類」や「事務仕事」が強調されて、「事務方」の熱い称賛の声が上がった映画も珍しいのではないでしょうか。建築屋の書類(武器弾薬)は「設計図書」
製図がCAD主体になった分、見やすさ分かりやすさが求められるようになり、図面を引く人それぞれに美学があります。これも「手順燃え」の一つかもしれません。つまり、自分にとって書類作業は手順を一つ一つ正しく進めていく過程に整然さと秩序を感じて、自分の中にクライマックスが訪れるような感覚に陥ります。一連の流れをイメージに置き換えるとこんな感じです。大団円!!圧倒的、大団円!!!書類仕事は終わりが明確にあるのが素晴らしいです。以上、書類仕事がそこまで苦ではない理由でした。さて、脳内BGMを大音量でかき鳴らし、今日も地球の平和を守るために、書類仕事の続きに戻ります。